2018年2月21日に、俳優の大杉漣さんがご逝去されました。

突然すぎる訃報に、ただただ呆然としました…。

昨夜、私はいつも通りキッチンで洗い物をしてて、旦那はテレビを見てて。
旦那が「まじか」って一言。

そして「大杉漣さん急死だって」と続けて言うから、驚いてテレビに視線を向けた。

私の第一声は「何これ?ドッキリ?」「今ドッキリやってるの?」でした。

本当に信じられない。れんさん…。ぽっかり穴があいたみたいだよ。
身内でも知り合いでもないけど、こんなに心がからっぽになるなんて…。れんさん…。

闘病生活を送っていたわけでもなく、とてもお元気な現役バリバリの役者さんだから、
ショックが大きいです。本当に「え?何で?どうなってるの?」という感じしかない…。

急性心不全で腹痛の症状が出るの?

亡くなる直前に、腹痛をうったえて病院に搬送されたとのこと。
急性心不全だから心臓が原因だと思うんだけど、胸の痛みじゃなくってお腹が??

急性心不全がどういう病気なのか、気になったので調べました。gooヘルスケアによると、

急性心不全(心臓喘息)とは、心臓のポンプとしてのはたらきが急速に低下して、全身の血液の流れが滞る状態(うっ血)です。

心臓のポンプ機能のうち、肺から血液を吸い上げる力が低下することで肺にうっ血(肺胞(はいほう)のなかに液体が滲(し)み出してたまる)し、酸素交換が悪くなることから呼吸困難になります。

また、全身に血液を送り出す力が低下するので、口唇や皮膚が紫色になるチアノーゼが起こります。

血圧が低下する状態は心原性(しんげんせい)ショックといわれ、適切に治療をしないと生命の維持が困難になります。

このように書かれています。

つまり、急性心不全で引き起こされる症状の主な原因はうっ血(全身の血液の流れが滞る状態)で、このうっ血によってさまざまな臓器が壊死したり萎縮するということですね。

大杉漣さんは「腹痛」として症状が現れてます。

朝の情報番組で、心臓病の主な症状として胸からみぞおちにかけて痛みが生じるとの説明があったので(心臓の痛みは腹部の痛みと同じ経路で伝わります)、れんさんがうったえた腹痛もこれだったのでしょうね…。

最期のブログ更新は「トラ便り」

大杉漣の風トラ便り
https://zaccoe.exblog.jp/

というブログを書かれていました。風(ふう)ちゃんとトラちゃんの写真がいっぱいです。
最期の更新は2月18日で、れんさんの愛猫トラちゃんの写真とともに記事が書かれてます。

このトラちゃんって、その昔れんさんが出演した「ネコナデ」の猫ちゃんなんです。
撮影が終了してから、れんさんが懇願して猫(トラちゃん)を引き取ったとか…。

【ストーリー】
一流企業の人事部長・鬼塚太郎(大杉漣)。
職場でも家庭でも自分自身を厳しく律し、社員はおろか家族にさえ甘えを許さない。

冷酷な社長・辰巳孝四郎(鶴見辰吾)の元、会社に必要のない社員を容赦なく切りつづけ、全社員から恐れられていた。
鬼塚は、人生に安らぎなど必要ないと考える一方で、実は、ひそかに胃痛に苦しむ日々を送っていた。

そんなある晩、鬼塚は立ち寄った公園で、捨てられた子ねこをみつける。
そのウルウルとした愛らしい瞳。気がつくと、鬼塚は子ねこを抱き上げ、自宅前に立ちつくしていた・・・。

家に連れ帰ったはいいが、頑固一徹で通してきた手前、妻の静子(原日出子)や娘に打ち明ける事ができない。
熟考の末、鬼塚の出した結論は、会社の研修用施設の一室で、こっそり子ねこを飼い始める事だった。

家族にも、職場にも決してバレてはならない、ひとりと一匹のうれしはずかしな毎日が始まる。
こんな子ねこに出会ったら、人生がちょっとだけ変わるかも。


れんさんのブログを見ると、泣けてきます。
子猫だったトラちゃんが、れんさんと暮らした10年で、こんなに大きくなったんですよね。
やさしいれんさんのもとで、愛情いっぱい育ったトラちゃん。幸せだったと思います。


本当に大好きな俳優さんでした。ご冥福をお祈りします。